パキポディウム・ロスラーツム 種まきから苗になるまでの経過と植え替えのタイミングについて

パキポディウム・ロスラーツムの苗

caudeX’squareにようこそ!

管理人のもちぬん(@mochinunblog)です。

くま
くま

見守り担当、くまだよ

今回の記事では、パキポディウム・ロスラーツム播種(種まき)から苗くらいの大きさになるまでの過程をまとめたいと思います。

大きく株になってからの姿からは想像できないくらい可愛らしい苗です。

発芽までの日数や管理方法についてもお話しします。

この記事を読むとわかること
  • パキポディウム・ロスラーツムの生育過程(写真付き)
  • ある程度大きくなってからの管理
こんな方におすすめの記事です
  • パキポディウム・ロスラーツムの実生に挑戦する方
  • 発芽した後の管理方法を知りたい方
caudeX’squareで発信したい思い

塊根植物の実生は、個体によって成長具合や葉のつき方などに差があるように感じます。

育て方も人によって様々ですし、住んでいる地域の気候や環境にも左右されると思います。

こんな芽でいいのかな?育て方あってるのかな…?と不安になりますよね。

私の場合ですが、結果として健康な株になってくれればいいなと思いながら育てています。

実生をやっている先輩方の画像や育て方で勉強させていただきながらの挑戦ですが、うまくいった事例はどんどん共有していきたいと思っています。

パキポディウム・ロスラーツムの基本情報

ロスラーツムはパキポディウムの中でも基本種と言われています。

もちぬん
もちぬん

最近大人気のパキポディウム・グラキリスもロスラーツムの仲間ということですね

パキポディウム・ロスラーツムの基本情報
原産地マダガスカル
成長期夏(夏に成長する)
休眠期冬に葉を落として休眠する
形状塊根部はボトル型
実生の難易度比較的簡単

ある程度大きくなるとこのような姿になります。

枝分かれした後の幹の部分もボトル型になっていくので、グラキリスのように重心が下にくるようなどっしりした形というより、樹木に近い形状になる予想です。

種まきから発芽まで

こちらの種はネットで注文。全部で3粒届きました。

種まきの前の下準備

土に植える前に、殺菌剤と発芽促進剤の混合液に一晩ほど浸しました。

殺菌剤は、「ベンレート」を使用しました。

ベンレートは、粉末状の薬品です。

袋に小分けに入っていて、一包を1リットルの水で希釈して使用します。

発芽促進剤は、「メネデール」を使用。

こちらは液体タイプで、1リットルの水に10ミリリットルを溶かして使用します。

一緒に混ぜてもいいのか?と最初は疑問でしたが、調べてみると皆さん混ぜちゃってるようなので、1リットルの水にそれぞれ分量どおり一緒に入れて、混合液を作りました。

パキポディウム・ロスラーツムの種まき

播種日は6月19日です。

使用した育苗ポットはこちらです。

育苗ポットと土を熱湯で十分に殺菌した後、土が冷めてから種を上にのせていきます。

パキポディウムは覆土(種を土で覆って隠すこと)せず、光が好きなので土の上に置くだけでも大丈夫とのこと。

播種後は腰水をし、育苗ポットの付属のカバーで覆って高温多湿を維持しました。

また、上からは霧吹きを使用して表面が乾かないように注意しました。

もちぬん
もちぬん

腰水は、鉢ごと水につけることで乾燥を防ぐ方法です。

鉢の下部が3分の1程度浸っているようにしました。

パキポディウム種まき時の注意点

ロスラーツムに限らず、パキポディウムの種子は種まき時に注意する点があります。

使用するすべての道具、鉢、土、種子自体も念入りに消毒するようにします。

ここまで注意を払うのは、パキポディウムの種子はとてもカビが発生しやすいからです。

腰水には、播種前の処理と同様に殺菌剤と発芽促進剤の混合液を使用し、霧吹きの水も同様の混合液を使用しています。

しかし、念入りに対策をしても、どうしてもカビに負けてしまう種子は何個か出てしまいます。

その時はかわいそうですが、他の種子に被害が広がる前に取り除きます。

パキポディウム・ロスラーツムの発芽の様子

6月19日に播種した種子は3つです。

1つは、1日で発芽。もう1つは3日で発芽しました。

今回は播種した数が少ないですが、発芽率はおよそ60%といったところです。

発芽時はこんな様子。

発芽した直後のパキポディウム・ロスラーツム

今回は、各種子の数が少なかったので、一つの育苗ポットに他の種と一緒に播種していました。

このポットに植えた子たちは比較的成長が早く、あっという間にしっかりした苗になってくれました。

順調に大きくなり、双葉の間から本葉が出るようになってくると、この記事の一番最初の画像のように一部に赤紫っぽい色が見られるようになってきます。

育苗ポットから植え替えするタイミング・注意点

後日ご紹介するアデニウム・オベスムがすごい勢いで成長したので、早くも育苗ポットを卒業することになり、その際にパキポディウム・ロスラーツムも独り立ちさせることにしました。

植え替えの方法

双葉の間から本葉が出てきて、上から霧吹きしてもぐらつかないくらいまで成長したのを確認。

ポットの土ごと、根を傷つけないように大きくすくって1号サイズの小さい鉢に移すことにしました。

植え替えした塊根植物の苗
くま
くま

みんなちょこんとしててかわいいね。

下の黒いケースは、100円ショップのセリアで売っている整理用トレーです。

そして…前までの育苗ポットのカバーがまさかの超フィット!

もちぬん
もちぬん

食品保存ケースなどを売っている売り場にありますよ!サイズも大小様々あります。

普通に整理用トレーとしても万能です。

この後は腰水を続けるか、カバーを外すか迷いましたが、一気に大きく環境を変えないようにした方がいいと考え、カバーは引き続き使用することにしました。

腰水は、幹部分が木質化してきたらやめてもいいかな?と考えています。

せっかく大切に育てた苗が枯れちゃったら悲しいので…

植え替えしてからの注意点・ポイント

苗にとってはストレスがかかり、環境が大きく変わったことになるので、あまり動かさないように注意しました。

そこまで慎重になることもないかもしれませんが、念には念を入れて。

湿度管理、温度管理は同じように続けています。

もちぬん
もちぬん

自分だけの鉢ですくすく伸びている姿は可愛らしいです。

まとめ

今回の記事では、パキポディウム・ロスラーツムの種まきから苗になるまでの経過について、写真つきでご紹介しました。

今後、継続して成長記録を発信していきたいと思いますので、一緒に見守ってくれたら嬉しいです!

また、実生の先輩方や詳しい方、おすすめの方法や、これはやめとけ〜!というようなことがあれば、教えていただけたら幸いです。

他にもまだまだご紹介したい苗たちがたくさん列を成して待っているので、随時更新していきたいと思います!

くま
くま

ぬんさん、早くしないとみんな待てずに木質化しちゃうよ。

今回の記事は以上になります。わからないことなどありましたら、お気軽にお問い合わせフォームやもちぬんのTwitterにお気軽にご連絡ください。

YouTubeでは今後も植物の紹介や、完全室内実生の挑戦について発信していきますので、チャンネル登録していただけると励みになります!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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