パキポディウム・グラキリスの育て方 冬でも種まき成功のコツ|種まきから木質化までの記録と実生株の冬越しの方法

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管理人のもちぬん(@mochinunblog)です。

くま
くま

見守り担当、くまだよ

この記事を読むとわかること
  • 実生のパキポディウム・グラキリスが木質化していく経過
  • パキポディウム・グラキリスの実生株を休眠させずに冬越しする方法
こんな方におすすめの記事です
  • 種からグラキリスを育てる方法を知りたい方
  • パキポディウム・グラキリスの木質化と休眠について知りたい方

パキポディウム・グラキリスの育て方 種まきから発芽までの様子と木質化

パキポディウム・グラキリスの苗
本葉が出てきた頃のグラキリス

秋頃から気温が下がり、表面が白っぽくなって成長が緩やかになってきました。

腰水管理を継続していたためか、ここまでの4ヶ月ほどの期間でかなり太く、どっしりした感じに育てられている状態です。

ここからは、木質化し始めたパキポディウム・グラキリスの育て方と冬越しについてのお話をしたいと思います。

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くま
くま

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木質化しはじめた実生パキポディウム・グラキリスの育て方

グラキリスは、種まきから4か月ほどで木質化の傾向が見られるようになりました。

冬に差し掛かり、朝晩の気温が下がるようになってきた頃から、幹が白っぽくなってきました。

木質化が始まったパキポディウム・グラキリス

触ってみると今までのツルツル感がなく、サラサラとした木の質感。

木質化が始まると心配なのが、水のやりすぎによる根腐れや蒸れによるトラブルです。

もともと腰水管理を継続するために小型扇風機で送風していたので、そのまま風を送り続けたところ、ちょっと木質化した株を腰水管理していても問題なく育ってくれました。

むしろ、風がよく当たる株ほど葉っぱが茂り、幹も太くなっています。

もちぬん
もちぬん

思っていたよりもかなり太く育てられたかなと思っています。

ぷっくりむちむちの姿も可愛かったのでちょっと寂しいですが、大人に近づいているのを実感しました。

実生1年目パキポディウム・グラキリスの木質化と冬越しの方法

これまでの実生の経過をざっくりと図にまとめました。

この間腰水をずっと継続しています。

パキポディウムの休眠について

パキポディウムたちが休眠に入るのは、気温の低下による反応です。

温暖な気候を好むパキポディウムは、寒さが苦手です。

寒い時期は葉を落として、成長はせずに生命維持のための最低限の活動しか行わなくなると言われています。

しかしこれは、大人の株の場合であって、実生で種子から育てて1年経たない株も同じことができるかというとそうではないようです。

幼い株は、まだ塊根部分が育っていないため、十分に株の中に水を蓄えておくことができません。

もちぬん
もちぬん

簡単にいうと、冬を越す体力が足りないということです。

休眠している間は成長が止まるうえ、幼い株は体力がなく、そのまま枯れてしまうこともあります。

そのため、実生1年目の株の休眠はなるべく避けたいところです。

実生1年目グラキリスの冬の過ごし方

実生1年目は休眠させない方が良いという意見が多いですが、私も休眠させないつもりです。

そのため、冬でもなるべく暖かくして休眠しないようにし、「水を切らない・葉っぱを落とさない」状態で越冬するのがベストだと考えています。

水を切らない=腰水を続ける

葉っぱを落とさない=暖かくする

この2つの環境を維持しています。

では、それぞれどのようにしてこの環境を作っているかをお話しします。

「水を切らない」実生1年目グラキリスは腰水を続けると成長が早い

腰水はいつ止めるべきかについても様々方法がありますが、私は4〜5か月腰水を続けています。

こちらの記事でお話ししている腰水管理のポイントを守りつつ、腰水に向いている用土を使用することで、どの株も不調を起こすことなく元気に育っています。

色々な用土を試した中で、水はけ、循環が良く腰水に向いているのがこちらの用土です。

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腰水を続けていると水切れが起きないので、発芽してから木質化するまでの「株全体が緑色の時期」に成長をブーストさせることができます。

風がないと徒長や根腐れのリスクが高まるので、サーキュレーターや小型の扇風機で風を送ってあげることでトラブルを防ぐことができます。

腰水を続けても良い株について

腰水を継続しても大丈夫なのは、まだ完全に木質化しきっていない&休眠に入っていない株のみです。

完全に木質化し、幹の表面が乾燥している様子であれば、腰水は水の与え過ぎになってしまいます。

また、休眠している株に腰水管理をするのも同様に水のやり過ぎになり、根腐れしてしまいます。

このような株は腰水から引き上げ、通常通りの水やりを行います。

「葉っぱを落とさない」シートヒーターで下から鉢を温める

この画像はどちらも同じ株です。

こちらのシートヒーターを使用して、下から鉢ごと温めるようにしています。

シートヒーターを使用し始めたところ、木質化が進んで休眠しかけていた株が再び元気な葉っぱを展開するようになりました。

少し成長が緩やかになっていたグラキリスですが、シートヒーターを使い始めてから、上の画像のようにふたまわりくらい大きくなりました。

幹のところがバキバキになっています。笑

もちぬん
もちぬん

冬に向けた準備について、こちらの動画でもお伝えしていますので、ぜひご覧ください!

もちろん、すべての株が休眠しないとは限りません。

元々、成長が遅かった株や発芽した時から弱々しかった株は、木質化が早い傾向にあるようです。

実生で育てているパキポディウム・ロスラーツムのひとつは、もともと少し弱い株で、寒くなってきた途端に葉っぱが落ち、完全に休眠してしまいました。

ですが、この株を除いて、今のところほぼすべての株の休眠を防ぐことができています。

もちぬん
もちぬん

もっと気温が下がってきてからの管理も、様子を見ながら工夫してみたいと思います。

まとめ

この記事では、パキポディウム・グラキリスが木質化し始めるまでの経過、冬に向けた準備についてお話ししました。

実生1年目でも休眠させずに冬を越すには、

  1. シートヒーターなどで株を温める
  2. 完全に木質化していない株は、水を切らさない

以上の2つのポイントを大切にしてみてください。

もちぬん
もちぬん

冬の間もかわいい実生株たちの成長を見守りたいですね!

今回の記事は以上になります。わからないことなどありましたら、お気軽にお問い合わせフォームやもちぬんのTwitterにお気軽にご連絡ください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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