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管理人のもちぬん(@mochinunblog)です。
見守り担当、くまだよ
今回の記事では、パキポディウム・デンシフローラム、和名では「シバの女王の玉櫛」の播種(種まき)から発芽するまでの過程をまとめたいと思います。
発芽までの管理方法、種子のカビと鮮度の関係についてもお話しします。
- パキポディウム・デンシフローラムの生育過程(写真付き)
- カビと種子の鮮度の関係(個人的な考察)
- パキポディウム・デンシフローラムの実生に挑戦する方
- パキポディウム・デンシフローラムの発芽直後の様子から苗になるまでの経過を見たい方
パキポディウム・デンシフローラムの基本情報
原産地 | マダガスカル中央部 (広い範囲に自生) |
属名 | キョウチクトウ科・パキポディウム属 |
成長期 | 夏(夏に成長する) |
休眠期 | 冬(寒さに弱い) |
日光 | とても必要 |
発芽しやすい条件 | 高温多湿にすること |
実生の難易度 | 普通 |
ある程度大きくなるとこのような姿になります。
デンシフローラムは、そこそこ大きめのサイズの株が、他のパキポディウムよりも多く販売されています。
人気のあるパキポディウムだね
caudeX’squareのYouTubeチャンネルで簡単な紹介動画を出しています。
種まきから発芽まで
パキポディウム・デンシフローラムは、他のパキポディウムよりも比較的育てやすいと言われています。
しかし、しっかり発芽させるには他のパキポディウムと同様に工夫が必要です。
種まき前の下準備
「パキポディウムといえばカビ」と言えるくらい、パキポディウムの種子は本当にカビやすいです。
デンシフローラムも他のパキポディウムと同様、念入りにカビ対策を行いました。
使用した薬品は以下の2つです。
パキポディウム・デンシフローラムの種まき
播種日は7月2日です。
土の消毒方法はこちらの記事と同様です。
今回は育苗ポットではなく、こちらのプラ鉢に間隔をあけて蒔きました。
覆土はせず、殺菌に使用したベンレート、発芽促進のメネデールの混合液を腰水にしました。
発芽するまではカバーを使用し、多湿の環境を維持しました。
パキポディウム・デンシフローラムの発芽の様子 発芽しても成長できない苗も…
発芽日は7月4日です。
5つほど芽が出たのですが、なかなか大きくなれず、溶けてしまったものが2つありました。
また、発芽前にカビにやられたものが多かったので、種子の鮮度も関係しているかな…?といったところです。
現地の気候リサーチ
パキポディウム・デンシフローラムはマダガスカル中央部が原産です。
標高1500m程度までの乾燥した岩場に広い範囲で自生しています。
マダガスカル中央部は温暖な気候になっています。
そのため、「寒さには弱いが、株としては頑丈なタイプ」という特徴があるようです。
レウコキサンツムのような高地原産特有の気難しいタイプではないようです。
発芽までに行ったこと
30℃程度を保つよう、ライトの位置、日当たりを調節しました。
また、多湿の環境を維持するため、育苗ポットの中に鉢を入れてカバーで覆いました。
他の植物同様、腰水での管理です。
カビの発生・生育状況と種子の鮮度の関係
完全に個人の推測です!
参考程度にお願いします!
パキポディウムの種子のカビやすさとその後の成長の過程を総合的にみていると、やはり「種子の鮮度」がかなり関係しているのではないか?と考えています。
デンシフローラムは、本葉が出てそこそこ大きくなってから、上の画像のように若干葉焼け気味になり、調子を崩していました。
土が悪くなってしまっていたので、一旦苗ごとベンレート希釈液に10分ほど浸けて殺菌。
植え替えとごくわずかの肥料の追加でちゃんと復活しました。
デンシフローラムは播種してすぐにカビてしまい、成長してからもちょっと苦戦しています。
最初からほとんどトラブルなく育っていくグラキリスと比較すると、明らかに発芽率・成長速度で負けています。
やはり、種子の鮮度、もともとの種子自体のパワーも関係しているのではないかと考えています。
まとめ
今回の記事では、パキポディウム・デンシフローラムの実生の経過、カビと種子の鮮度の関係についてお話ししました。
塊根植物の不思議な世界はまだまだ奥深く広がっています…!(わくわく)
今回の記事は以上になります。わからないことなどありましたら、お気軽にお問い合わせフォームやもちぬんのTwitterにお気軽にご連絡ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!