caudeX’squareにようこそ!
管理人のもちぬん(@mochinunblog)です。
見守り担当、くまだよ
今回の記事では、塊根植物の発芽率を高めるための、「播種前の浸水」の簡単で失敗しない方法について動画付きでお伝えします。
播種前の浸水は、「やった方がいい」「やらなくてもいい」という両方の意見があるようです。
しかし、主観ですが、これまで何種類かの塊根植物を発芽させてきて、しっかり浸水させた方が発芽率が良いと感じています。
また、今回ご紹介する方法はパキポディウムにとっては天敵のカビ対策も併せて行える方法なので、健康な株を育てるために、ぜひ読んでいってください!
- 塊根植物の播種前の浸水の方法(動画付き)
- 水を弾くタイプの種子の対処法
- 塊根植物の発芽率を高めたい
- せっかく植えた種子がカビてしまったり、全く芽が出なかったりで困っている
コーデックス播種前の浸水のやり方
まずは動画をどうぞ
- シャーレ(なければお皿等でもOK)
- コットン
- ピンセット
- 殺菌剤
- 発芽促進剤
- ピペット(なければスプーンなどでもOK)
農薬を使用するので、普段食器に使用しているものとは分けて、専用にしてしまった方が安心です。
こちらの記事で便利な道具について解説しています。
手順1 使用する器具を消毒する
後日お話ししますが、塊根植物を実生する際には、使用する土も消毒します。
塊根植物の種子はカビや細菌に弱く、発芽させるのが難しいためです。
よって、浸水に使用する器具も消毒します。
- バットなどの耐熱容器に、シャーレ(蓋も)、コットン、ピンセットを入れ、熱湯を注ぐ
- そのまま数分放置
- 清潔なタオルに、消毒したピンセットを使用してシャーレを取り出す
- コットンは、ピンセットを使用して殺菌剤と発芽促進剤の混合液に浸す
殺菌剤
発芽促進剤
手順2 シャーレにコットンを敷き詰める
殺菌剤と発芽促進剤の混合液に浸したコットンをシャーレの底面を覆うように敷き詰めます。
この時、手で直接触れずにピンセットを使用します。
手には思っているよりも雑菌が潜んでおります…
手順3 種子をコットンの上に乗せる
貴重な種子なので、こぼさないようにシャーレに入れてあげましょう。
ピンセットを使う際は、傷つけないように慎重に。
手順4 殺菌剤と発芽促進剤の混合液をかける
ピペットを使用して、殺菌剤と発芽促進剤の混合液をシャーレの中に入れます。
しかし、アガベなどの種子はほとんどが水を弾きます。
水を吸う気ゼロです。
手順5 殺菌剤と発芽促進剤の混合液に浸したコットンを種子の上から被せる
しっかり水を吸わせるには、上からコットンをかぶせてしまうのが一番でした。
最初は水に浮いた状態のままでもよしとしていましたが、殺菌成分が吸着できていないのか、播種した後にカビてしまう種子が多かったです。
コットンでなるべく全ての種子を覆うようにし、足りないようなら殺菌剤と発芽促進剤の混合液を追加して十分に水分を含ませます。
※動画では微細種子のため、上から被せる工程は行っていません。
手順6 蓋をして、半日〜1日程度おく
これも「何時間がいい!」と決まっている訳ではないようなのですが、家事や仕事の関係で、播種するまで時間が空いてしまうこともあります。
長い時は1日ほど浸水しましたが、問題なく発芽してくれました。
中には、浸水した状態ですでに発芽しかけている種子もあったので、根の部分を土に埋めてあげるように播種すると順調に発芽します。
ただ、数日間とか1週間も浸水した場合はどうなるかわからないので、長くても1日くらいと思っていただければと思います。
播種前の浸水が重要な理由
パキポディウム系の種子が特に顕著なのですが、塊根植物はカビにとても弱いです。
一旦カビが発生すると発芽はまず無理だと言えます。
そのため、播種前の殺菌はとても重要です。
播種前に殺菌剤入りの混合液に浸すことで、種子に元々ついていた菌を殺菌することができますし、発芽促進剤の成分も同時に浸透させられるので一石二鳥という訳です。
いきなり土の上に蒔いて、上から混合液をスプレーするよりも念入りな対策ができる方法だと考えています。
まとめ
今回の記事では、塊根植物を播種する前の浸水の効果的な方法について、動画付きで解説しました。
コーデックスの種子って比較的高価ですが、その割に発芽させるのが難しく、せっかくやるなら全部成功させたい!という欲張りな気持ちで頑張っています。
今後も便利な方法や成功するためのコツなどを研究しつつ、うまくいった事例はどんどん発信していきます!
今回の記事は以上になります。わからないことなどありましたら、お気軽にお問い合わせフォームやもちぬんのTwitterにお気軽にご連絡ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!