こんにちは!もちぬん(@mochinunblog)です。ブログを読んでくれてありがとうございます!
この記事は【賢い資産運用のきほん】シリーズの最後の記事です。
このシリーズでは、基礎編①・②・③で資産運用の基礎知識を解説、実践編①・②で実際に資産運用をしていくのに必要なノウハウ等をお話をします。
- 人気の投資信託について
- 米国株が人気の理由
- NISAを再開する時の注意点
- 今人気の投資信託で資産運用デビューしたい方
- 米国株が人気な理由を知りたい方
- 前にNISAをやっていて、再開しようか検討している方
オススメ・今人気の投資信託
昨今は米国株式が大変人気になっています。
米国株投資に関する情報が溢れかえっていて、何から手をつけたら良いのかわからなくなるほどです。
米国株式が人気な理由
ところで、米国株が人気な理由は何だと思いますか?
理由は主に3個あります。
- 長期的にみて、相場が右肩上がり(資産が増加し続けている)だから
- 成長企業・優良企業が多く、配当が多いから
- 購入単位が小さく、少額からでも購入できるから
長期的にみて成長している
アメリカには、GoogleやAppleといった世界的な巨大企業が集中しています。
このような優良企業がアメリカには多数存在するため、米国株式の成長率は良好で、人気の投資・運用先となっています。
とはいえ、必ずしも米国株式がずっと成長し続けるわけではなく、時には暴落(価格が急に下落すること)することもあります。
2008年のリーマンショックのように、アメリカを発端に世界的な株価の大暴落を引き起こすような事態もありました。
しかし、そこからでも成長を続けるアメリカの企業に対して期待をしているからこそ、投資家たちの資金が集まり、現在(2022年3月時点)のような巨大市場になっているわけです。
配当金が多い
基礎編③でお話ししたように、株主は配当金をもらう権利があります。
優良企業、高成長企業ほど配当金が多くなりますので、このような企業の多い米国株の配当金は他と比較して高額な傾向にあります。
配当金が多い銘柄は「高配当株」「高配当銘柄」などと呼ばれ、人気の投資・運用先です。
少額から購入できる
日本株には「単元株制度」があり、銘柄ごとに「100株単位」「1000株単位」など、取引の単位が決められています。
つまり、個別の株式を買う際に「最低いくらから」という購入最低額が決まっており、まとまったお金がないと購入できません。
しかし、米国株式にはこの制度はなく、1株からでも購入できます。
数万円程度の資金があれば、優良企業の株主になれるということです。
米国市場の資産を買うならどれがいい?
結論からお話しすると、米国株式指数連動投資信託をオススメします。
個別株式の集中投資は避けた方がいいことは基礎編③でお話ししました。
社会情勢が不安定になったときや、その企業に何か問題が起こった時、資産が大幅に減ってしまうのを避けるためです。
そのため、米国企業の株式を直接購入するのではなく、米国株式を組み合わせた投資信託を購入することでリスクを分散しつつ、米国市場の成長の恩恵を受け取ることができるのです。
米国株式指数とは、具体的には以下のようなものを指します。
- NYダウ(ダウ平均株価)
- S&P500指数
- ナスダック総合指数
株式指数の動きに連動するように価格が変動する仕組みの投資信託を、インデックスファンドといいます。
市場の動きとほぼ同じ動きをするため、ニュースなどでその日の価格の動きをチェックしやすく、購入・保有にかかる費用が安いことから初心者でも運用しやすい商品です。
「S&P 500指数に連動する商品」「ナスダック総合指数に連動する商品」のように、連動する指数によって商品の種類は様々で、証券会社によって取り扱いの有無も異なります。
また、市場は米国時間で動くので、日本と時差がある点や、くどいですが元本保証ではないという点にもあらかじめ注意しておきましょう。
似たようなものにETFというものがありますが、こちらは上場している投資信託で、これまでお話ししてきた投資信託とは少し仕組みが異なるものになります。
投資信託はその日の終値で価格(基準価額)が決まり、約定金額は終値になります。
ETFの場合は、株式の取引と同じように市場が開いている間、その時の価格を元に売買することができます。
初めての資産運用には、まずは通常の投資信託を購入してみることをオススメしているので、詳しい説明は別な記事でお話しします。
証券会社:楽天証券
保有資産:インデックス投資信託、米国ETF
- つみたてNISAで「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を毎月満額(33,333円)
- 特定口座(源泉徴収あり)で米国ETF(ティッカー:VTI、SPYDなど)
さらにリターンを求めたい人にオススメの投資信託は?
インデックス投資信託は相場の値動きに連動するため、大きなリターンはあまり見込めません。
しかし、投資信託でもリターン重視の商品はあります。
「ハイリスク・ハイリターン」であるため値動きもかなり幅があり、まだ運用に慣れていない初心者のうちは購入するとしても少額にしておきましょう。
レバレッジ投資信託
レバレッジとは「てこ」のことを表します。
「てこの原理」は少ない力で大きな力を出すことができる法則ですね
てこの原理のように、少ない出資額で大きなリターンを得られるという特徴があります。
「◯倍ファンド」のような銘柄名なので、見分けるのは簡単です。
利益が出ている時は良いのですが、損失も同様に大きくなりうるため、気になる人はある程度慣れてから購入してみましょう。
ブル・ベア投資信託
レバレッジと似ていますが、値動きに対しての資金の調整方法が異なるファンドです。
ブルとは雄牛のこと、ベアとは熊のことを表し、相場の値動きによってそれぞれ大きく値動きする商品です。
ブルは雄牛が下からツノで突き上げる様に、相場が上昇しているときに大きく価格が上がります。
それに対してベアは、熊が上から引っ掻く様に、相場が下落している時に逆に価格が上昇する特徴を持っています。
どちらも、購入・売却のタイミングが非常に重要で、積立で購入したり、購入したまま放置して利益が出るようなものではないため、資産運用初心者は避けておきましょう。
NISAをもう一度始めるときの注意点
もちぬんの失敗した話を聞いてください。
私は銀行員時代に一般NISA口座で資産運用をしていたのですが、退職する時に口座を閉鎖していました。
それから何やかんやと月日が流れ、私生活が落ち着いてようやく資産運用を再開しよう!と思い、楽天証券に口座を作成しました。
つみたてNISAで毎月33,333円積立する設定まで申し込み、口座開設完了のお知らせをワクワクしながら待っていたところ、届いたのはなんと「NISA口座を開設できませんでした」のお知らせ…
なんでぇぇぇぇぇぇ…泣 元銀行員なんだからそれくらい最初からわかっただろ!という話ですが…
どこかの金融機関でNISA口座を開設し、その口座を閉鎖すると「非課税口座廃止通知書」等の書類が発行されます。
その後、他の金融機関にNISA口座の作成を申し込むには、この書類の提出が必要なのです。
60日後に再度申し込みができるということで、2ヶ月待ってようやく開設できました。
前にNISA口座を持っていた金融機関と違う金融機関でNISAを始めたいという方は、新規の口座開設とは方法が違うので要注意です。
ちなみに、どの金融機関でNISA口座を開設していたのかわからない場合は、税務署に問い合わせることで確認できます。(楽天証券 よくあるご質問)
まとめ
【賢い資産運用のきほん】シリーズはこの記事で最後になります。
ここまで全て読んでくださった方、長くなりましたが最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
ご自身がどんな運用をしたいか、運用の結果どんなものを目指すのか、自己認識を深めていただけましたでしょうか。
資産運用や投資についての考えは人それぞれですし、正解というものはありません。
様々な意見や情報を目にして不安になったり、自分の運用方法は間違っているのではないかと思ったりすることがあるかもしれません。
私は、資産運用をすることで得られるものは、単に資産を守り・増やすことだけではないと思っています。
相場の動きを予想したり、値動きの原因を考えたりすることは、社会全体に目を向けることになります。
社会の構図と言えば大袈裟ですが、資産運用から世の中の仕組みに気づきを得ることも少なくありません。
自分で正しいと思う情報を取捨選択して、自分の判断に自信を持って、資産運用を楽しんでいっていただけたら嬉しいです。
私も無理ない範囲での資産運用・投資を楽しんでいきたいと思っています。
今回の記事は以上になります。わからないことなどありましたら、お気軽にお問い合わせフォームやもちぬんのTwitterにお気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!