こんにちは!もちぬん(@mochinunblog)です。
数あるサイトの中から見にきてくださり、ありがとうございます!
この記事では、中身の綿がヘタってしまったぬいぐるみを簡単に復活させる方法についてお話しします。
画像つきで解説していますので、手順に沿って作業していただければ、どなたでも簡単に修繕できます。
- ミシンなしで簡単にぬいぐるみの修繕をする方法
- IKEAのぬいぐるみ(くま)の構造
- IKEAのぬいぐるみがシワシワ・ヨレヨレになってしまったので何とかしたい
- お子さんやペットのお気に入りのぬいぐるみだから、買い直すのではなく修理して使い続けたい
- 裁縫が上手でなくてもぬいぐるみを修理できる方法が知りたい
IKEAのサメに負けないくらいかわいいクマのぬいぐるみ 綿がヘタってしまう
わが家にはかわいい家族がいます。
こちら。IKEAのくまのぬいぐるみです。そのまま「くま」と呼んでます。笑
IKEAのかごの中でぐたぁ〜っとしているところをお迎えしました。
IKEAの店員さんによると、あのサメに次ぐ人気らしいですよ!
最初からぐたぁ〜っとしているところがかわいいのですが、毎日愛用していたら、首のところがペラペラになってしまっていました。座らせると猫もびっくりなすごい猫背。
どうやら、中の綿がヘタってしまい、重力でお腹の方に下がっているみたいです。
逆さまにしてブンブン振ると元に戻りますが、次第に重力でまた首のところの綿がなくなるのを繰り返し。
そこで先日、いよいよ新鮮な綿を追加することにしました。
IKEAのぬいぐるみ 綿入れする方法
使用する道具
今回使用した道具は以下の通りです。
- 縫い糸(丈夫なものであれば何でもOK)
- 縫い針
- はさみ
- リッパー
- まち針
左から、リッパー、糸、はさみ、縫い針、まち針です。
リッパーは最初に糸をほどくのに使います。あったほうが便利ですが、ハサミでも代用可能です。
まち針もあった方が便利ですが、なくても大丈夫です。
これくらいの裁縫セットがあればすぐに作業できますよ!
いずれも作業の際はお手元の怪我に気をつけてください。
慎重に作業してね!
はやくシャキッとしたくまに戻りたいよ〜
この時点で、自分で裁縫なんてムリ!と思われた方、ぜひこちらの記事をご覧ください!
綿の入れ替え、クリーニングの全てをプロにお任せできるサービスをご紹介しています。
工程1 縫い目をほどく
綿を追加するにあたって縫い目をほどく必要があります。
目立たないところにしたいので、お尻の辺りの縫い目をほどくことにしました。
赤い線の部分は縦の縫い目です。ほどいてしまうと後が大変になるので、縦の縫い目は絶対にほどかないように注意します。
横と縦の縫い目が交差している箇所までほどかないようにすれば、縦の縫い目に影響しないので大丈夫です。
ここでリッパー(もしくははさみ)を使用します。糸を切るのは1ヶ所だけ!
どちらか1つのオレンジの箇所の糸を切ります。
切ったところから左右に、同じくらいの長さになるよう慎重に糸をほどいていきます。
自分の手が入るくらいまで糸をほどきます。
画像のくらいほどけたら、これ以上縫い目が開かないように元々の糸を結んでしまいます。
固結びの要領で結び目を作って、結び目の間にまち針を通し、糸の根元まで針を使って結び目を移動させます。
これは、糸の長さが短くて「玉留め」ができないので、針を使って結び目をちょうど良いところに移動させる作業です。
これを左右の糸両方とも行います。
くまの場合は毛がフサフサしていて糸に絡まっていい感じに留まってくれました。
工程2 構造を調べる
ぬいぐるみの構造を調べてみました。
頭部は単独で作られていて、胴体と縫い付けてあります。
お腹側も別構造で、綿が入った緑色の袋が縫い付けられています。くまのクッションのような触り心地、これが正体ですね。
なんと、背中部分から頭の付け根、腕、脚は全てひと繋がりでした。
綿の状態を調べてみると、こんな感じ。
元から入っていた綿は小さくポロポロしていますね。
今回はとりあえず元からの綿の間に新しい綿を追加して、ぬいぐるみの中で綿が移動しないようにしていきます。
工程3 綿を詰める
あまり小さくなりすぎないように綿をちぎって入れていきます。
両手に収まるくらいの大きさの綿を入れていきます。
以下のような手芸用綿を使用します。洗濯OKと表記のあるものの方が後でお手入れしやすいです。
IKEAの店員さんによると、追加するのは手芸用の綿であれば大丈夫とのことです。
今回は300グラム入りの綿のおよそ半量を使用しました。
袋から出す時は、一気に全部出すと膨らんで取り返しがつかなくなるので、使う分だけちぎって取り出します。
綿を詰める時は、いちばんヘタっていた首の辺りに、外側から元の綿を覆うように入れてみました。
あまり綿を入れすぎるとムキムキくまになってしまうので、時々座らせて確認しながら詰めていきます。
同じような要領で、背中がまんべんなくふっくらするように綿をつめつめ。
お好みの硬さ、シャキッと具合になったらOKです。
工程4 縫って穴を閉じる
工程1で解いた部分を再度縫い合わせます。
元々は白っぽい糸で縫われていましたが、最後の仕上げには目立たない茶色の糸を使用しました。
生地が折り返されているので、玉結びが表に出ないように裏から針を通します。
この時、元からの糸が両端に残っていますが、切らずに内側に入れて残しておきます。
万が一工程1で留めた部分がほどけたとしても、切らずに糸の長さを残しておけば再度結び直すことで縫い目がほどけていくのを止められます。
下図のように縫っていきます。正式にはコの字縫いという縫い方です。
画像では大きく描いていますが、なるべく針目を小さく、細かく縫ったほうが良いです。
ちなみに…あまり綺麗に縫えなくても、くまの場合はフサフサの毛が隠してくれるので大丈夫です!笑
ポイントはとにかくしっかり縫いとめること。縫い方が緩いとそこから綿が出てしまったり、せっかく縫った糸が切れて穴が開いたりしてしまいます。
工程5 玉留め
最後まで縫い終わったら玉留めをします。
今回は、一般的な玉留めの方法ではなく、普通に糸を結んで留めます。
一般的な玉留めの仕方では、くまのフサフサが縫い糸に絡まって途中で結び目ができてしまうからです。
固結びで糸を結ぶように輪を作って、輪の中に針を通します。そのまま結び目を小さくしていき、縫い終わりの部分でギュッと結ぶように針を使って結び目を移動します。(工程1と同じ方法です。)
ギュッと強めに縫い止めてから結び目を作ります。
縫い終わりのところまで結び目が移動できたら、糸を長めに残して切り、針を外します。
その後、2本の糸どうしを固結びで結びます。私は念の為2回結んでおきました。
しっかり糸が止まったことを確認したら、結び目から数ミリ残して糸を切ります。
全体を整えて完成です!
前よりシャキッとしたくま。ちょっと体重増えたみたいです。笑
なんか、最初の頃よりもシャキッとしたよ!
綿や糸くずが全身についたので、作業する時の服装にはお気をつけください。
シャキッとしたくまがIKEAのおすすめお菓子を紹介する記事です。
スルーしがちなIKEAのお菓子ですが、意外と美味しいものが多いですよ!
自力では綿入れ・修理が不可能な場合
ここまで自力でぬいぐるみを修繕する方法をお話ししてきましたが、表面の汚れ・傷みがびどい場合や中綿が全てダメになってしまっている場合など、自分ではどうにもできないケースもあると思います。
ぬいぐるみ専門のクリーニングと綿の入れ替えサービスを活用してみませんか?
こちらの記事で、ぬいぐるみのクリーニングについて詳しくお話ししています。
ここでは簡単に、ぬいぐるみクリーニングがどのようなものかお話しします。
イチカワクリーニング
こちらは、サイズ別のぬいぐるみクリーニングに綿の入れ替えオプションをつけることで、ぬいぐるみ表面も中身の綿も全て綺麗にしてくれます。
綿の追加ではどうにもならない場合や、自分で綿入れするのはムリ!という方はプロにお任せした方が安心ですね。
綿の全入れ替えは、長年使用したぬいぐるみの補修や、ダニ対策をしたい場合に最適です。
愛着のあるぬいぐるみを大切に扱ってくれるお店なので、信頼して預けられそうという印象です。
私も、そのうちくまを自力で補修できないときが来たら、こちらにお願いしようと考えています。
このお店なら、ぼくも安心して洗ってもらえそうだなぁ。
綿の入れ替えサービスを行なっている宅配クリーニング店はそう多くありません。
その中で、高い技術でぬいぐるみを補修してくれるこちらのお店は、私たちぬいぐるみ愛好家にとっては大変貴重な存在ですね。
おせっかいな宅配クリーニング屋 リナビス
こちらは、ぬいぐるみも衣類コースでクリーニングしてくれます。
綿の入れ替えオプションはないものの、可能な限りでの修繕をしてくれます。
しかも、その修繕にはプラス料金なし。
「おせっかい」というより、クリーニング料金だけで修繕までしてもらえるのは本当にありがたいですね。
しかも、こちらはふるさと納税の返礼品としても利用できるんです。
ふるさと納税を活用して申し込む場合はこちらから
ふるさと納税のメリットについてはこちらの記事で解説していますので、あわせて読んでみてください。
例えば、冬物のコートをまとめてクリーニングに出す際に、ぬいぐるみも一緒に洗ってもらうということも可能。
まとめて専用の袋に入れて、集荷依頼までは自力で行いますが、あとは綺麗にクリーニングされた服が送り返されてくるのを待つだけです。
まとめ
IKEAのぬいぐるみを復活させる方法は以上になります。
今のところくましか直したことがないのですが、今後他のぬいぐるみを修繕する機会があれば、また解説記事を書きたいと思います。
ところで、IKEAはサステナブルに力を入れているのをご存知ですか?
ぬいぐるみがヘタっても買い直さずに直して使っていくことで、微力ながら私もサステナブルに貢献できていたらいいなと思っています。
ヘタってきても買い直さずに、修理して大事にしてくれたら嬉しいなぁ。
皆さんのお家にはお気に入りのぬいぐるみはいますか?
うちの子かわいい自慢とか、このぬいぐるみどう直したらいいの?など、お気軽にコメントしてくれたら嬉しいです!
今回の記事は以上になります。わからないことなどありましたら、お気軽にお問い合わせフォームやもちぬんのTwitterにお気軽にご連絡ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!